スイッチング電源とアナログ電源の違い。
こんにちは!
サイト管理人のYosukeです。
1ヶ月前に NFJ D802とRaspberry Pi用のアナログ電源を制作しました。
その際に電源を制作する前に調べたアナログ電源とスイッチング電源の特徴、
結果、どの程度音質が向上したか、これからアナログ電源を制作する事に、
興味を持っている方に参考になればと思います。
アナログ?スイッチング?電源の違いとは
スイッチング電源は優秀
コンセントの交流100V(低周波)を、トランスに通して必要な電流電圧を取り出すのがアナログ方式。
交流100Vを整流(直流に変換)し、発振回路で(高周波の交流に)変換してトランスに通すのがスイッチング方式。
つまり、両者の違いはトランス1次側で発振(スイッチング)回路を通して高周波の交流でトランスに通すかどうかの違いです。
一見、スイッチング方式の方が面倒くさい事(交流-直流-交流)やっていますが、
周波数を高くすれば、トランスのコア(鎖交磁束数)を小さくできるため、結果的に、小型化、軽量化、
もっともコストダウンにつなり、スイッチング電源の方が優秀(採用される)という事になります。
その為、現在は、ACアダプター=スイッチング方式になっていますね。
アナログ電源の唯一のメリット「ノイズが少ない」
大きさ、重さ、価格、全てに劣るアナログ電源には、唯一「ノイズが少ない」メリットがあります。
一方スイッチング電源は、スイッチングによる高周波成分のノイズが発生する為、
トランス2次側にフィルタ回路を用いて、大半のノイズは吸収されますすが、
僅かに取りきれなかった高周波ノイズが、音質面(透明感、輪郭など)に僅かな影響を与えてしまうとされています。
オーディオで高額なアナログ電源が今でも販売されているのは、この為です。
アナログ電源でどの程度音が良くなったか
全体的な音のエッジに角が出て(フィルターが外れたような)、高域が全面的に出てくる
(スイッチング式の場合は少し潰れて出てくるような)違いを感じる事が出来ました。
実際にオシロスコープでノイズを比較すると、違いがはっきりと出るかもしれませんね。
友人K君には苦笑いされています…。。
オーディオにこだわっても、普通の人から見たらオカルトと同様ですよね。。