スピーカー改造。(アクティブ・パッシブ切替)
先日購入したトグルスイッチ ON-ON 12P(4回路)
を使って「アクティブスピーカー」を「パッシブスピーカー」としても、
両方を切替えて使えるように改造しました!
今回改造に使用したのは、Edifier R1000TCNというスピーカーです。
目次
概要
アクティブスピーカーの構造
背面に操作盤が付いている方のスピーカー(R)に、アンプが内蔵されています。
付いていない片側はもともとパッシブスピーカーで、
スピーカー(R)の内蔵アンプから、プッシュ式のターミナルの部分を伝って、
スピーカー(L)に繋いで音を出す仕様になっています。
他のアクティブスピーカーも大体こんな構造ですね。
パッシブスピーカーに改造
Edifier R1000TCNを「パッシブ」化する方法は、Youtubeでも詳しく手順を紹介されてる方がおられますのでご参照下さい。
要約するとこんな感じ。
でも、「アクティブ」を「パッシブ化」してしまうという事は、
もともとのアンプを殺してしまうって事で、それはそれでもったいないですよね。
アクティブ/パッシブ切替え仕様
イメージを図にするとこんな感じ。
切替えるポイントに印を付け、必要な配線に番号を付けました。
ON(1)-ON(2)の切替えの組合せを整理すると…、
ON(1)…アクティブスピーカーの場合
1と3、2と4、5と7、6と8
ON(2)…パッシブスピーカーの場合
1と7、2と8
が繋がれば良いので、こういう感じにスイッチを配線すればいい事がわかりました。
ON(2)の、7と8は、真ん中の列からジャンパ配線してやればいいですね。
作業
ネジ外し
裏蓋のネジを外していきます。
矢印の部分は、内部チップの固定用なので外しません。
配線の確認
ネジを外すとアンプが出てきました。
スピーカーユニットも外して配線を確認します。
配線を詳しく見ていきます。
アンプとスピーカーに繋がれている線
- 1と3 : 黄色(+)
- 2と4 : 黒(-)
スピーカーとツイーターに繋がれている線
- 白(+)
- 緑(-)
アンプとターミナルに繋がれている線
- 5と7 : 赤(+)
- 6と8 : 黒(-)
黒の2本は、写真の左がターミナル側、右がスピーカー側に繋がれている事がわかりました。
それ以外はトランスからの配線とかなので、切らないように注意します。
スイッチの取付場所
スイッチはここに取付ける事にしました。
ホットボンドが邪魔なので撤去。
まだ干渉するので、コンセントのブッシュやRCAのアウトレットもカッターで削りました。
ここに一番時間が掛かりました…。
スイッチの配線
あとは、スイッチと配線をはんだ付けするだけ。
長さが足りない線は取り替えました。
音出し確認
スイッチを切替えて、内蔵アンプの音出し、外部アンプの音出し、問題ない事が確認出来たら作業完了です。
このスピーカーは、今回の改造で無事に切替え動作してくれました。
作業の注意点、考察
配線中、基盤に乗っているはんだの融点が高めで、20Wのコテではなかなか溶けず(または全く溶けない)苦労しました。
それと、、スイッチ取付穴を少しミスって汚くなりました…。個人的にはショックです。
この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです!
PostUpdate:2016年2月7日